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【人びとの選択】
その国の選挙において、どの政党・候補者に投票したのか。そこから、国民の様子が見て取れます。すなわち、人びとの考え・意識・姿勢です。 昨年10月の衆議院総選挙において、自民党はいつもに比べれば大敗したと言われてはいるものの、それでも第1党であることに変わりなく、政権を担い続けています。[詳しくは#116] そして、先月の参議院選挙も、似たような結果でした。 参議院選の得票率は(カッコ内は前回の衆議院選)
実に、42.2ポイント差もあけて、保守系が当選。これは、前回の衆議院選の25.0ポイント差から、さらなる保守化を示しています。 ちなみに、前回のアメリカ大統領選の得票率は
同じ保守系の当選でも、日本の25.0~42.2ポイント差と比較して、米国は1.5ポイント差。 この僅差が、多くの米国市民のみならず、世界中のリベラルな人たちの希望になっています。それは、前バイデン政権のように「次はリベラル」という期待につながるから。 日本の参議院選に話を戻すと、その中でも、特に警鐘を鳴らすのが、戦前・戦中の軍国主義を彷彿とさせる言動が目立つ参政党が、得票数で自民に次ぐ2位につけたこと。 得票上位5政党は
終戦80年の今年、戦争の悲惨が薄まり、人権意識を軽んじる多くの人びとの考え・意識・姿勢が透けて見える、とても残念な結果です。 なぜなら参政党は、浅はかなトランプイズムを真似るかのように「日本人ファースト」を主張し、排外主義・ナショナリズムを前面に押し出し、根拠のない陰謀論や反ワクチンを吹聴し、女性・外国人・LGBTQ差別を繰り返しているから。 そして、軍国日本を造り上げた教育勅語の義務化を推奨し、天皇を敬愛する家族国家が「国体」だと押し付け、過去の侵略戦争・加害の歴史を否定し、憲法から平和主義を削除し、お国のために戦争で人を殺すことを美化するから。 これらは、強制的な権力により従わせようとするファシズムにもつながります。まさに、かつての軍国日本のように、戦争ができる国に戻すことを目指していると言えるでしょう。 [詳しくは#4]・ [#84] 今までも、自民のほとんどの主要議員がメンバーになっている日本会議や、少し前まで躍進していた日本維新の会も、似たような主張を繰り広げています。[詳しくは#65] それでは、なぜ、多くの日本国民が、それら保守系政党を選び続けるのでしょう。 次回は、そこを深めたいと思います。 続きを読む:戦後80年、日本の大問題(2)【都市部でさえ】 同じテーマを読む:暴力/平和 Comments are closed.
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