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【都市部でさえ】
7月の参議院選挙は、42.2ポイント差もあけて保守系が当選。そして、軍国主義を彷彿とさせる言動が目立つ参政党が、得票数で自民に次ぐ2位につけました。[詳しくは前回] この保守化は、今に始まったわけではありません。なぜ、多くの日本国民が、それら保守系政党を選び続けるのでしょう。 その手掛かりとなるデータが、都市部にあります。 都市部が重要な指標になるのは、日本のみならず、世界中の傾向として、人・教育・仕事・多様性など、何においても都市部に集中しがちだから。なかでも日本は、いよいよ東京・一極集中に拍車がかかっている。 その東京都における、参議院選挙の当選者計7名。その7名を取り上げてみた得票率は、
何と、東京都では50.3ポイント差もあけて、保守系が当選。これは、日本全国をしのぐ保守傾向を示しています。 ここに、アメリカと真逆の構図が見て取れます。 前回も紹介した通り、同じ保守系の当選でも、前回のアメリカ大統領選は僅か1.5ポイント差。 しかも、いわゆる都会的なイメージをもつ州であればある程、リベラルな人たちが多い。他方、これらの州内といえども、アメリカは広大な土地があります。その大部分は地方・田舎の雰囲気があり、都市部は面積としては限られる。 そのことからも、同じ州内であっても、都市部では人口密度が高く、多様性にあふれて、仕事・教育面においても充実し、リベラルな人たちが多い一方で、地方・田舎では正反対というのが、アメリカの特徴といえるでしょう。 都会的なイメージをもつ州とその都市部における得票率も、それを裏付けます。 ーーーーーーーーーー ニューヨーク州:トランプ44% vsハリス56%→12ポイント差でリベラル系当選
カリフォルニア州:トランプ38% vsハリス58%→20ポイント差でリベラル系当選
マサチューセッツ州:トランプ36% vsハリス62%→26ポイント差でリベラル系当選
米国全体(1.5ポイント差で保守系が当選)とは違い、これらの州ではリベラル系が当選しています。しかも、都市部は圧倒的にリベラルであることを示しています。 ーーーーーーーーーー さらに、州全体で保守系が当選した、その多くがいわゆる田舎的なイメージをもつ州であっても、この都市部の傾向は見られます。これらの州にある大都市の数は少ないですが、その代表格がこちら。 ルイジアナ州:トランプ60% vsハリス38%→22ポイント差で保守系当選
テキサス州:トランプ56% vsハリス42%→14ポイント差で保守系当選
ジョージア州:トランプ51% vsハリス49%→2ポイント差で保守系当選
日本全国(42.2ポイント差で保守系が当選)、ましてや東京都(50.3ポイント差で保守系が当選)とはまったく逆のリベラルな構図がアメリカの都市部にはあるのです。 ーーーーーーーーーー ちなみに、米国で最も保守的な州は、すべて地方・田舎にあります。 ワイオミング州: 46ポイント差で保守系当選 ウェストバージニア州:42ポイント差で保守系当選 アイダホ州: 37ポイント差で保守系当選 (東京都: 50.3ポイント差で保守系当選 ) それでも、東京都ほどの差をあけて、保守系が当選したアメリカの州はありません。 世界的大都市と呼ばれる東京が、なぜ、これ程までに保守的なのでしょう。 次回は、そこをさらに深めたいと思います。 続きを読む:戦後80年、日本の大問題(3)【教育と多様性】 前回を読む:戦後80年、日本の大問題(1)【人びとの選択】 同じテーマを読む:ある視点 Comments are closed.
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