Thinker Blog 考える人のブログ
  • BLOG
  • AUTHOR
  • PURPOSE
  • ARCHIVES
  • CONTACT
  • BLOG
  • AUTHOR
  • PURPOSE
  • ARCHIVES
  • CONTACT

THINKER BLOG

124: 戦後80年、日本の大問題(3)

10/10/2025

 
【教育と多様性】
前回も紹介した通り、
  • 東京都:                         50ポイント差で保守系当選(7月の参議院選挙)
  • マンハッタン:          64ポイント差でリベラル系当選(昨年の大統領選)
  • サンフランシスコ:64ポイント差でリベラル系当選(同)
 
さらに、州全体で
保守系が当選した、いわゆる田舎的なイメージをもつ州内であっても、
  • ニューオリンズ:    67ポイント差でリベラル系当選(同)
  • アトランタ:              45ポイント差でリベラル系当選(同)
 
これらが示すように、アメリカの都市部が圧倒的にリベラルなのと比較して、なぜ、世界的大都市と呼ばれる
東京は圧倒的に保守なのでしょう。
 
都市部が重要な指標になるのは、世界中の傾向として、人・教育・仕事・多様性など、何においても都市部に集中しがちだから。東京・一極集中が際立つ日本では、なおさらです。
 
そこで、人権意識を育む「教育と多様性」に着目してみます。
 
より具体的には、人権意識を育む「教育と多様性」が充実する程、人びとは、
  • 排外主義・ナショナリズム
  • 根拠のない陰謀論・反ワクチン
  • 女性/外国人/LGBTQ差別
  • 侵略戦争・加害の歴史否定
  • 軍国主義・ファシズム
 
・・・などに流れにくい。そして、良くても・悪くても「昔ながら」を保守しようとする=「
保守的な発想」から遠ざかる傾向があります。
 
また同じく、人権意識を育む「教育と多様性」が充実する程、人びとは、
  • インクルーシブ・平等
  • 平和主義・非暴力
  • 侵略戦争・加害の歴史を認めて、二度と繰り返さないための正直な平和教育 [詳しくは#25]
 
・・・などに賛同しがちになる。そして、昔ながらの良き部分は守り・悪しき部分は変えてゆく「より良い明日」へ前進しようとする=「リベラルな発想」へ近づく傾向があります。
 
ここでいう「
保守的な発想」から「リベラルな発想」へのシフトは、たとえば次のような例を意味します。
  • 「生まれによって人生が大きく左右されてしまうのは、世の常だ」→
  • ​「人種・民族・出身・家庭環境・性別・性的指向・病気・障害など、本人になんら選択の余地のない生まれながらの特徴によって、理不尽な除外・拒否を受けない社会に変えてみよう」[詳しくは#42]
 
  • 「昔からこうだから、変えない方がいい」→
  • 「それによって一部の人たちが苦しんでいるので、悪しき部分は変えてみよう」[詳しくは#28]
 
  • 「あっちが悪いんだから、この戦争は仕方がなかった」→
  • 「正当防衛を主張しても、無実の人たちを巻き込み殺すことは正当化できない。計画的殺りくを前提とした愛国心・戦争美化・軍人の英雄視ではなく、非暴力な社会に変えてみよう」[詳しくは#103] ・[#9]・[#61]
 
  • 「聖書に書いてあることが神の言葉なのだから、ちっぽけな私たちが考えても仕方がない」→
  • 「数千年前のものと言われる書物の言葉が、科学を否定してまで、現在のあらゆる課題に当てはまるのだろうか。他者を大切にして、困っている人たちを助けて、すべての人びとの幸せに貢献する本質が備わっていれば、どの宗教であっても、あるいは宗教がなくても、優劣なく受け入れてみよう」[詳しくは#79]
 
人権意識を育む「教育と多様性」は、事実に裏付けられたエビデンスをベースとして、自分の頭でしっかりと考えられる・更にはそれを行動に移す能力を身につけることを、最も重要としています。それらが充実する程、人びとは「
保守的な発想」から遠ざかり、「リベラルな発想」へ近づく傾向があります。
 
もちろん、どの国においても、優れた教育を受ける機会がなかった人であっても、事実に裏付けられたエビデンスをベースとして、自分の頭でしっかりと考えて行動に移せる人はいます。
 
他方、どの国においても、エリートと呼ばれる大学で教育を受けた人であっても、事実に裏付けられたエビデンスをベースにできず、自分の頭でしっかりと考えられない・行動に移せない人もいます。
 
特に問題なのは、せっかく誰もが羨むような大学で教育を受ける機会に恵まれた人であっても、そこで培った能力を、自分の利益を最優先するために抜け道を探したり、自分に都合の良い解釈をひねり出したりすることに、せっせと利用する人でしょう。
 
けれども、それらをもってしても、大きな傾向を忘れないようにしたい。
 
それは、人権意識を育む「教育と多様性」が備わった環境で学ぶことが、「
保守的な発想」から抜け出し、「リベラルな発想」へのきっかけをつくるということ。
 

ここから、アメリカの都市部が圧倒的にリベラルなのと比較して、なぜ、世界的大都市と呼ばれる東京は圧倒的に保守なのかが、見えてきます。

次回は、日米の教育・多様性をふまえて、この考察を深めたいと思います。

続きを読む:戦後80年、日本の大問題(4)【大学受験】
前回を読む:戦後80年、日本の大問題(2)【都市部でさえ】

同じテーマを読む:多様性/インクルーシブ

Comments are closed.
    ENG/JPN Posted Alternately
    日本語/英語を交互に掲載

    Author プロフィール

    JOE KIM
    Retired from business at age 34. Now, an active supporter of inclusive initiatives globally.
    Actions to date here.


    34歳でビジネスから引退。現在は、インクルーシブな支援活動家。
    ​これまでの主な活動はこちら。

    Theme ​テーマ

    All
    ALL ENGLISH BLOG
    ALL日本語ブログ
    Discrimination
    Environment
    Family
    Inclusive Diversity
    Inheritance
    Morality
    On-site Report
    Perspective
    Violence/Peace
    ある視点
    倫理観
    多様性/インクルーシブ
    家族
    差別
    暴力/平和
    現場ルポ
    環境
    相続

    Archives 記事一覧

    Visits ​アクセス

    15,321 (as of 3/1/2026)

    RSS Feed

    画像
    Picture
    写真
    写真
    Picture
    写真
    画像
    画像
    画像
    画像
    画像
    画像
    写真
    画像
    画像
    写真
    写真
    画像
    写真
© COPYRIGHT ALL RIGHTS RESERVED.