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「成長する」とは、どういうことなのでしょう。
この、当たり前のように使われている、ごくありふれた言葉を、少しだけ掘り下げて考えてみる。 それは、今の自分から、変わらなければならないということ。今の自分の良くないところを認めて、そして、より良い自分へと変わること。それは、ある意味、今の自分のままではいけないということでもあります。 そうであるのならば、それは、自己否定でしょうか。 成長するということは、今の自分を嫌いになれということなのでしょうか。 けれども、「自分を好きになる」ことは、とても大切です。それは、自分を好きになれないと、あらゆる心身の病に陥ってしまう危険性が高まるから。そして、何よりも、幸せになりづらくなるから。最も悲しい場合は、自殺に至ることさえある。 「そうすると、成長するためには、今のままじゃいけない。そう自己否定をして、それが今の自分を嫌いになれということなら、自分を好きになれないってこと。けれども、それだと心身に良くないので、やっぱり自己否定をしてはいけないんじゃないか。そうすると、今のままで良しとするしかない。けれども、そうなると、成長できないってことになってしまう・・・。」 このように、堂々巡りになることがあります。 ここで、しっかりと問うてみたいのは、「成長すること」と「自分を好きになること」は、両立できないのか。どちらか一方を、選ぶしかないのか。そう問うてみると、ある誤解されがちな点に気づきます。 それは、「自己否定」の部分。「今の自分のままではいけない」が、すなわち「自分を嫌いになる」でなくても良いのではないか。そう捉えることができたならば、「成長すること」と「自分を好きになること」は、両立できるのではないでしょうか。両方を選ぶことが、可能ではないでしょうか。 人は、何歳であっても、また、何歳になろうとも、みんな成長しなければならない。それこそ、子どもから老人まで、皆です。すべての人たちのより良い明日を、共に築いてゆくために、成長し続けなければならない。これは世界の平和のため、私たち一人ひとりの責任なのではないでしょうか。 「私は、成長するだけしたのだから、もうしなくていいんだよ。」 「成長するのは大変だから、私はしない。」 そう思ってしまった、その瞬間から、衰退の下降線を描き始めます。そして、私たち一人ひとりの下降線の積み重ねが、人類の下降線として現れてしまう。そうならない為にも、私たちは皆、一人ひとり、成長し続けなければならないのです。 成長し続けるには、今の自分を、「足りない部分を持っている自分」もひっくるめて、「過去の不甲斐ない自分」も丸ごと一緒に、好きになることがとても大切です。その上で、「完璧ではない自分」には、努力するところがあることを認めて、そして、成長する。 今の自分の良くないところを認めて、そして、より良い自分へと変わる努力をする。 不思議なことに、私たちは成長すると、努力して変われることそのものが、私たちの自信となり、そして、成長する自分自身をもっと好きになるのではないでしょうか。 一方で、成長を拒むと、変われないことそのものが、私たちの自信を妨げ、そしていつしか、成長しない自分自身を好きになりづらくなり、場合によっては、嫌いになってしまうことさえある。 そうであるならば、成長して、自分をもっと好きになる道を選びたい。ゆっくりであっても、成長し続けていれば良いのです。自分のためにも、世界のためにも。私たち一人ひとりの心の持ちようで、できることではないでしょうか。 同じテーマを読む:ある視点 Comments are closed.
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