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非常に残念なことに、日本における15~34歳の死因で最も多いのが、自殺であると報告されています。米国においても、自殺は25~34歳の死因で2番目に多く、世界的にも15~29歳の死因で2番目に多いとされています。一方で、30~49歳の死因では5番目、総人口においては15番目となっており、世界的に若年層が自殺を選択してしまう傾向が見て取れます。
自殺とまではいかないものの、生きることが苦しくなっている人は、とても多いのではないでしょうか。例えば、学生の場合は、学校での友人関係が上手くいかない、勉強にどうしても意味が見出せない、先生と気が合わないなど。また社会人の場合は、職場の上司からハラスメントを受けている、同僚とウマが合わない、将来の展望が見出せないなど。 また、自分の生きる社会そのものが、自分に合わないと感じている人もいるでしょう。例えば、「和を重視し過ぎるが余り、『出る杭は打たれる』日本社会」が窮屈でたまらない。或いは、「リーダーシップを重視し過ぎるが余り、『おとなしい』ことが好ましくないとされるアメリカ社会」に疲れを感じているなど。 そして、最も悲しいのは、自分の親なのに、どうも価値観が合わない、愛されていると感じられないなど。 いずれの場合も、人生の先行きが見えづらくなっていたり、この先どうしていいのか分からなくなっていたり。不安を抱え、生きることが苦しくなっている人は、多いのではないでしょうか。 このような時、しっかりと意識してみてもらいたいことが二つあります。 一つ目は、あなたと同じように悩んでいて、同じような状況にある人たちは、世界中で沢山いるということ。また、悩んでいる人が沢山いるように、話を聞いてくれて、共感してくれる人たちも沢山います。あなたは「ひとり」ではない。話を聞いてくれる人たちに、悩みを話してみること。 二つ目は、人生には数えきれないほど、沢山の道があるということ。そして、様々な努力をしても解決できず、もう自分が壊れてしまいそうなら、今の道を飛び出して、別の道を選択する勇気を持つこと。もちろん、覚悟は必要です。自分の人生を大きく変える決断ですから、気軽にするようなことではありません。 けれども、自分が壊れそうなくらい友人関係が耐えられないのなら、その友人グループを離れて、別のグループに入ってみる。或いは、「数年間はひとりで行動することが多くてもいいじゃないか」と考えを切り替えてみる。世界には、そのような時期を経て、現在は沢山の愛する人たちに囲まれている人も沢山います。 また、自分が壊れそうなくらい学校自体が耐えられないのなら、覚悟を決めて学校を替えてみる。世界には、学校を替えたりやめたりしても、その後の努力によって、幸せになっている人たちも沢山います。むしろ、そうしたことが功を奏して、その後の努力を促したケースも沢山あります。 また、職場の上司や同僚と上手くいかず、自分が壊れそうなくらい耐えられないのなら、部署の移動を申し出てみる。移動ができないのなら、会社を替えてみる。何度も替えてみたが、それでも自分が壊れそうなくらいその業種自体が耐えられないのなら、覚悟を決めて業種を替えてみる。 「今の給料はわるくない、替えてしまうと危うくなる。」そう思って、必死に歯を食いしばっている人もいるでしょう。しかし、自分が壊れそうなくらい耐えられないのなら、覚悟を決めて替えてみる。世界には、そのようにして、その後の努力を促し、幸せになっている人たちも沢山います。 更には、自分の生きる社会そのものに、自分が壊れそうなくらい耐えられないのなら、社会を替えてみる。すなわち、海外に出て暮らしてみることです。世界は心躍るほど広く、文化は鮮やかなまでに多種多様。自分に合う社会を見つけて、「私にはここが幸せ、生まれ育った社会が合わなかっただけ」と開放感を得ている人たちも沢山います。また「外」に出たことによって、今いる「中」が多角的に見えるようになることもあります。そうなれば、「思っていたより、悪くなかった」となることもあります。 そして、最も悲しいのは、自分の親なのに、価値観が合わない、愛されていると感じられないことです。「一生懸命努力はしているけれど、どうしても溝が埋まらない。」残念ながら、古今東西、この様なことは多いように思われます。本来、子であるあなたにとって、親から愛されて受け入れられるための努力は、一切必要ありません。親が子を愛して受け入れることは、親に責任があるのです。逆ではありません。 周囲の人から「これが重要、あれをやらないと将来ダメになる」と言われても、それはその人の時代には重要だったかもしれないこと。時代は常に移り変わり、その「常識」自体も同様に変わった可能性があります。「可能性がある」ということは、「今でもそうかもしれないし、今はそうではないかもしれない」ということ。 そこで、先ずは、その人の意見を聞いてみる。そして、その意見を取り入れるかどうかは、自分の選択であることを忘れない。その選択の結果責任も、自分のものであることを忘れない。だから真剣に、そして正直に。 利己的になるのではなく、「自分はどう生きれば、自分の基準で幸せになれるのだろう」と考えること。 人生には、数えきれないほど沢山の道がある。それらの中から、自分の幸せに沿った道を、選択すれば良いのではないでしょうか。 同じテーマを読む:ある視点 Comments are closed.
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