Thinker Blog 考える人のブログ
  • BLOG
  • AUTHOR
  • PURPOSE
  • ARCHIVES
  • CONTACT
  • BLOG
  • AUTHOR
  • PURPOSE
  • ARCHIVES
  • CONTACT

THINKER BLOG

#98: 終活(第2回)

8/10/2023

 
【愛情はお金でもありません】
本当のところは、相続をしても、あるいはしなくても、愛情に満ちて幸せになるかどうかは、まったく別の話です。
 
なぜなら、愛情はお金ではないからです。
 
「でも、病気とか事故とか、人生は何があるかわからない。そういう時こそ、お金はあって困るものではないから。」
 
「遺された家族への優しさ」からくる考えなのは、間違いないでしょう。
 
けれども、それはまるで相続を、保険の勧誘のごとく勧めるようなもの。
 
今、私たちが生きるこの世界において、人口の約80%を占める65億人もの人びとが、月9万円未満(US$ 600)での生活をしいられている。そのうち7億人超の人びとが、月9千円未満(US$ 65)での生活に苦しんでいる。
 
それは、自分がこの世から去った後、家族に「万が一起こってしまったら」と、危惧している状況そのもの。
 
けれども、その「何があるかわからない」が、現実として「もう既に起こっている」人たちが、世界にはこれ程たくさんいるというのに。いわゆる「万が一」の状況に陥っている人たちが、そして生まれながらにその境遇にある人たちが、今この瞬間においても実際に大勢いるというのに。
 
家族への優しさを、困窮している他者へは向けられないことが、主流となっている世の中です。
 
「家族が一番大切だから」という美徳。「家族を守っているだけ」という責任感。それらが、ややもすれば「他者を切り捨てる」ことだと、歪んだ解釈がはびこる世の中です。
 
そして、その延長線上に、「自国を守っているだけ」と言いながら「他国の人びとを切り捨てる」国益や戦争の理論が、成り立ってしまうのです。
 
その根底にあるのは「愛情」という名のもとに、世代をまたいで、家族だけを優先し続けてしまうこと。
 
この世から去った後ですら、恵まれない境遇にある人たちに向き合わず、自分の家族さえ良ければいいという「自己中心的な愛情」に固執することが、私たちにとって本当に大切な終活なのでしょうか。


続きを読む:終活(3)【愛情は心です】
前回を読む:終活(1)【愛情はモノではありません】
 
全シリーズ:終活(1)~(3)
[1]   [2]   [3]  

同じテーマを読む:家族

Comments are closed.
    ENG/JPN Posted Alternately
    日本語/英語を交互に掲載

    Author プロフィール

    JOE KIM
    Retired from business at age 34. Now, an active supporter of inclusive initiatives globally.
    Actions to date here.


    34歳でビジネスから引退。現在は、インクルーシブな支援活動家。
    ​これまでの主な活動はこちら。

    Theme ​テーマ

    All
    ALL ENGLISH BLOG
    ALL日本語ブログ
    Discrimination
    Environment
    Family
    Inclusive Diversity
    Inheritance
    Morality
    On-site Report
    Perspective
    Violence/Peace
    ある視点
    倫理観
    多様性/インクルーシブ
    家族
    差別
    暴力/平和
    現場ルポ
    環境
    相続

    Archives 記事一覧

    Visits ​アクセス

    15,384 (as of 4/1/2026)

    RSS Feed

    画像
    Picture
    写真
    写真
    Picture
    写真
    画像
    画像
    画像
    画像
    画像
    画像
    写真
    画像
    画像
    写真
    写真
    画像
    写真
© COPYRIGHT ALL RIGHTS RESERVED.