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#99: 終活(第3回)

9/10/2023

 
【愛情は心です】
終活において願うことは、残された貴重な時間の多くを、今ある人生をより充実させる前向きな活動にあてたい。
 
それは、愛する人たちへ感謝の気持ちを伝えたり、有意義な時間をともに過ごすこと。
 
一緒に思い出を振り返ったり。笑ったり、しみじみしたり、喜んだり、涙したり。そうすることで、人生の終わりに差し掛かっていても、「大切な人との思い出」はさらに増えます。
 
そして、世の中の幸せを少しづつでも増やすことによって、お世話になったこの広い世界へお返しをすること。特に、生まれながらに恵まれない境遇にある人たちに、しっかりと向き合いながら。
 
それには、自分に何ができるのかを考え、それを行動に移し、そして、愛する人たちとそれらについて語り合うこと。
 
もちろん、自分ひとりでひっそりと行動するのも、やらないよりは遥かに良い。これには、疑う余地がありません。
 
「善行を重ねる」とは、人知れず善い行いをすることのように思われがちです。特に日本文化において、この「人知れず」が美徳とされており、そこにこだわる傾向がある。
 
「善行を語るは、自慢なり」と解釈される場合もあるでしょう。その解釈に、一定の理解を示すこともできます。
 

けれども、何を、どのような考えのもと、今までやってきて、そして、これからもやろうとしているのか。それらをできるだけ多くの人たちと語り合うことは、世の中の幸せを増やすには、実はとても大切なのです。

「自分だけの力をおごるなかれ」と知ったならば。「ひとりだけの活動には限界がある」と認めたならば。そして、今この瞬間にも困窮している人たちが、世界中にたくさんいることに向き合ったならば。
 
そうであるならば、より多くの人たちに、幸せを増やす活動に参加してもらうことが、重要だと気づきます。たとえ「自慢」だと思われても、うとまれたとしても。できるだけ話し合って参加を働き掛けることは、とても大切なのです。
 
また、それは、会ったこともないような遠くにいる人たちだけがやっている、特別な活動ではなく、すぐそこにいる人たちもやっている、身近な活動だと知ってもらう意味も込めて。
 
人生の最期に向けてしておきたいのは、「自分たちだけ良ければ」に囚われないこと。
 
家族への優しさを、困窮している他者へも、できるだけ向けること。
 
愛する人たちとの、そして世界中の人たちとの、心と心が通じ合う活動こそが、私たちにとって本当に大切な終活ではないでしょうか。


前回を読む:終活(2)【愛情はお金でもありません】

全シリーズ:終活(1)~(3)
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同じテーマを読む:家族

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    JOE KIM
    Retired from business at age 34. Now, an active supporter of inclusive initiatives globally.
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    34歳でビジネスから引退。現在は、インクルーシブな支援活動家。
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