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【自衛隊を災害救助隊に】
8月15日は、とても特別な日です。それは、1945年の同日に、第二次世界大戦が終了したことを記す、終戦記念日。 あの日を境に、日本は戦争にほぼ参加することなく、平和が保たれています。その大切な第一歩を刻んだのが、日本が世界に最も誇ることができる、平和憲法と呼ばれる日本国憲法です。 平和憲法の根幹は第9条。ここには「戦争の放棄」と題して、「国際平和を誠実に希求し・・・戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」と書かれており、さらには「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」と記されています。 国際平和を求めるため、戦争はしない、武力で威嚇(いかく)しない、そもそも武器や軍隊は持たない。しかも、永久に。そのように、一切の曖昧さを残さず、明確に記されています。 もし、それを変えるのであれば、民主主義国家として正式な方法によって、憲法を変えなければいけません。それは、国会議員の3分の2以上の賛成と、国民の過半数の賛成をもって、憲法を変えるということ。それをするまでは、国の権力者は、憲法を守る義務があるのです。 しかし戦後から一貫して、隙あらば、この平和憲法を変えようとしてきたのが自民党です。それもそのはず、そもそも戦争を先導していた政治家たちが、再度また集まって設立した政党だからです。 けれども、戦争の悲惨を自ら体験した当時の国民は、平和憲法を変えることをなかなか受けつけない。ならば、憲法を自分たちの都合のいいように勝手に解釈して、憲法を違反し続けているのが自民党です。 その結果、現在の日本は、戦車、弾道ミサイル、戦艦、魚雷、ロケット、地雷、戦闘機、マシンガンなどを大量に保有していて、世界でも有数の軍備をそなえ、疑う余地もなく、平和憲法を違反しています。 また、陸上自衛隊・海上自衛隊・航空自衛隊は、平和憲法が明確に禁止している「陸海空軍」です。国際法においても「軍隊」とみなされています。それなのに、名称が違うから「自衛隊は軍隊ではない」と、自民党はとても未熟な詭弁でごまかします。 地震や台風など、災害時の救助活動をする行為は、まったく問題ありません。むしろ、災害救助活動はとても立派な任務であり、当然、平和憲法はそれを禁止していない。武器を保有したり、軍隊活動をする行為を、平和憲法は禁止しているのです。前者を隠れみのにして、後者をごまかしてはいけません。 自衛隊が武器をなくし、軍隊活動をやめて、災害救助隊として専念すれば、何ら憲法違反ではなく、平和憲法を変える必要もない。自民党が主張する憲法の改変は、戦前のように軍隊を認めるということ。それはいけません。 安倍首相をはじめ、自民党の殆どの主要議員がメンバーになっている軍国思想の日本会議は、未だに「先の戦争は侵略戦争ではなかった」と言い張っています。こんな状態で平和憲法を変えると、また戦争になりかねない。 戦争ができる国に、日本を戻したくはありません。終戦日には、切実にそう願うのです。 以下、日本国憲法より、第9条全文を抜粋: 第2章 戦争の放棄 [戦争の放棄と戦力及び交戦権の否認] 第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。 2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。 続きを読む:終戦日に願うこと(2)【正しいこと】 同じテーマを読む:暴力/平和 Comments are closed.
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