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【正しいこと】
菅新首相をはじめ、自民党の殆どの主要議員がメンバーになっている軍国思想の日本会議は、未だに「先の戦争は侵略戦争ではなかった」と言い張っています。 さらに、唯一の被爆国なのに、被爆者たちの苦しみや悔しさにそっぽを向き、核兵器禁止条約に参加せず、核は抑止力として必要だと安倍前首相は言い張る。けれども、核兵器を抑止力だとして利用すること自体、憲法が禁止している「武力による威嚇」です。そして、河野前防衛大臣は、憲法が禁止している戦闘機に笑顔で搭乗して、国民にアピールする始末。 平和憲法を、解釈のねじ曲げですり抜けたり、権力者のやりたいことを阻むのならば、いっそ権力者に都合のいいように変えてしまえばいいと主張する自民党。そして、そのような政党を、選挙の度に勝たせ続けているのは国民です。 自民党は1955年に立党して以来、約5年間を除き、日本の政権を担ってきています。憲法の改変を60年以上も根本方針としている政党を、国民が選挙で支持し続けていることは、「着々と、計画的に、明確な意思をもって、戦争ができる態勢を選択している」ということになってしまいます。多くの国民が、平和憲法の素晴らしさを忘れてしまっていると言わざるを得ない。 これでは、国際平和を誠実に求め、軍国日本による過去の戦争加害を反省している国とは、とても言えないでしょう。冒頭で述べた「先の戦争は侵略戦争ではなかった」という主張からも、日本の政権を担っている自民党の本心は明らかです。 そして、その政党を勝たせ続けている国民も、同じことになってしまいます。「他に良い候補者がいないから、消去法で支持しているだけだ」あるいは「投票しない」のだとしても、それはすなわち、消去法で許容していることに変わりはありません。 これらの実態を表すかのように、以下のような「お便り」が、私のもとに届きます。これは、一般的に「ネット右翼」と呼ばれる人たちと、インターネットを通じて「文通」をしていることから届く「お便り」の代表例です。 「憲法守って国が滅んでりゃ世話ねぇや。そんなもん要らねぇ、変えちまえ。」 「核武装しない場合は、⽇本が加害者になることはないのですが、抑⽌⼒がないので、核攻撃される可能性があります。核武装する場合は、抑⽌⼒があるので、核攻撃される可能性は低くなります。核兵器がなくなるのは夢ですが、我々は現実の世界に住んでいますので、核兵器はなくせません。」 そして、彼ら・彼女らへの「お返事」として、こちらから、ある文章の抜粋を送ることがあります。その一例ですが、戦後まもなくして当時の文部省が作った、中学生向けの教科書「あたらしい憲法のはなし」からの抜粋です。 「こんどの憲法では、日本の国が、けっして二度と戦争をしないように、二つのことをきめました。その一つは、兵隊も軍艦も飛行機も、およそ戦争をするためのものは、いっさいもたないということです。これからさき日本は、陸軍も海軍も空軍もないのです。これを戦力の放棄といいます。『放棄』とは『すててしまう』ということです。しかしみなさんは、けっして心ぼそく思うことはありません。日本は正しいことを、ほかの国よりさきに行ったのです。世の中に、正しいことぐらい強いものはありません。」 戦争の悲惨を自ら体験した人たちの、深く悲しい想いや強い決意を、忘れないようにしたい。正しいことへの希望を、子どもたちに伝え続け、自らも失わないようにしたい。 終戦日には、切実にそう願うのです。 前回を読む:終戦日に願うこと(1)【自衛隊を災害救助隊に】 同じテーマを読む:暴力/平和 Comments are closed.
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