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By Joe Kim
前回、書き終えたばかりの【シリーズ:戦後80年、日本の大問題】。 また、【シリーズ:謝罪、そして、つぐない】、など。 これらを読んだ人たちから、愛国心をむき出しに「反日だ!」と、嚙みつかれる。 同じようにアメリカでは、【シリーズ:卑劣なトランプイズム】、 軍人が英雄視される問題 [詳しくは#61] や、 軍による過去の残虐行為 [詳しくは#85]、 など。 これらを読んだ人たちからも、愛国心をむき出しに「反米だ!」と、嚙みつかれる。 けれども、これら排他主義に行きつくような愛国心こそ、良くても・悪くても「昔ながら」を保守するのに固執している表われでしょう。[詳しくは#124] そもそも今も昔も、戦争や紛争は多くの場合、国単位で行われます。それは、軍隊が国ごとに組成され、国家が「自国民の安全を守る」という名目のもと、国ごとに武力行使を決定するシステムだからです。国々がバラバラに、それぞれの勝手な都合を主張して武力行使を決定するから、人間は戦争を起こし続けている。 そのシステムを維持するため、国家政府は人びとの愛国心をあおって、いざという時には、殺すことを推奨したり、義務付けたりする。その過程において、実際には相手国のみならず、「お国のため」という何だかもっともらしい掛け声のもと、自国民の命・幸せ・生活・自由・尊厳などを奪うこともいとわない。[詳しくは#84] とても残念なことに、このシステムは未だに続いています。 それでも時代は移り変わり、人権意識が進んでいるのも事実。この前進は、希望になります。 日本もアメリカも、そして世界中の国々も、昔ながらの良き部分は守り・悪しき部分は変えてゆく「より良い明日」へ前進してほしい。 本来「愛国心」を語るのならば、この前進こそが本物ではないでしょうか。 そして本物の「親日・親米」ではないでしょうか。 さらに目指すべきは、特定の国や民族に固執した「愛国心」よりも、国境や優劣を超えて、あらゆる生命に寄り添う心という意味を込めた「愛命心(あいめいしん)」でどうでしょう。 そして、「親日・親米」に留まらず、「親命(しんめい)」は国境や優劣を超えた想い。 なぜ、優劣を超えることが大切なのか。それは、優劣をつけたとたん、排他主義に行きつくような愛国心への転落が始まってしまうから。 「移民を受け入れるくらいなら、日本はジリ貧の末に静かに滅んでいく方がマシ」などという意見を、前々回のブログで紹介しました。 仮の話として、たとえそれが可能だとしても、そもそもそのようなことは、優しい人・優しい国としてすべきではありません。[詳しくは#110] それは、優しくもなければ、賢明でもないからです。 日本文化において、最上の美徳とも言われる「和を大切にする心」とは、多様な背景の人たちを迎え入れて、「違い」を受け入れて、一人ひとりのより良い明日へ向けて、皆で協力し合うことではないでしょうか。[詳しくは#28] 移民を積極的に受け入れて、 インクルーシブ教育を導入する。 それが本当の意味において、優しい人がすること。 優しい国がすること。和を大切にする心。 「自分たちさえよければ」に囚われ続けず、自分たちのアイデンティティの外側に生きる人たちを除外・拒否しないためにも、自身のアイデンティティの枠を広げたい。[詳しくは#108] 人権意識を育む「教育と多様性」が備わった環境で学ぶことが、「保守的な発想」から抜け出し、「リベラルな発想」へのきっかけをつくります。[詳しくは#126] それが、希望になります。 時間はかかるでしょう。教育が浸透して、社会を変えてゆくには、それこそ世代単位の時間がかかります。けれども、優しい人・優しい国のするべきことは、やるべきです。 そして、やるべきなら、今ここからです。[詳しくは#89] がんばれ!ニッポン! がんばれ!アメリカ! がんばれ!世界! 追記:ここでいう「愛命心(あいめいしん)」は、アメリカの保守層を中心に主張されるPro-Life Movementとは、ほぼ真逆の意味です。詳しくは#88を参照ください。 同じテーマを読む:多様性/インクルーシブ Comments are closed.
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