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By Joe Kim
【考える時間】 多くの人たちが、「戦争・殺人はいけないこと」だと理解しています。 理解はしていますが、そのほとんどが、「とっさに家族や自分の身を守る時、いわゆるとっさの正当防衛の時、戦争は仕方がない」と言います。 ここで立ち止まって、考えてみたいのです。 戦争は、とっさの正当防衛のために起こることは、ほぼありません。相いれない主張がなされ、お互いに譲らないために起こすことが、ほとんどです。武力を伴う争いに発展させるまでには、多くの場合は年単位や十年単位の時間がかかります。 時間がかかるということは、考える時間があるということです。これが、ほとんどの戦争が、とっさの正当防衛のために起こる訳ではない理由です。[詳しくは#9] 時間をかけて、明確な意思をもって、計画的に選択しているのです。国民が選出した国会議員が決めて、その判断を許容するのか、あるいは拒絶するのかを、国民が選挙で選択しているのです。 とても残念なことに、アメリカ国民の大多数は、戦争ができる態勢をおおむね積極的に許容しています。自国が戦争しても、「本土が攻められることはない」と考えているのか。戦争に負けたり、多くの民間人が犠牲になるとは、思っていないかのようです。 他方、世界に誇れる素晴らしい平和憲法をもつ日本も、実は例外ではありません。 日本は、憲法の定めにより、一切の戦争を放棄しているので、いかなる軍隊をも持ってはいけません。[詳しくは#64] ところが、「自衛隊」とは名ばかりで、実態は「軍隊」そのもの。しかも、その規模は、なんと世界5~7位。さらに軍事費は、2027年までにアメリカ・中国に次いで、世界3位になる勢いです。 このように、平然と憲法違反を続ける日本。 憲法とは、権力者の支配欲が暴走して、第二次世界大戦時における日本のように国民を裏切らないために、権力者の権限を明確にして守らせる法律。その憲法を、解釈のねじ曲げですり抜けたり、権力者のやりたいことを阻む憲法ならば、いっそ権力者に都合のいいように変えてしまえばいいと言い続けている自民党や保守系政党。 それらの政党を圧倒的に支持し続けていることから [詳しくは#129]、国民は、戦争を許容していることになるのです。 それは「着々と、明確な意思をもって、計画的に戦争ができる態勢を選択している」ということになるのです。 このことから、「とっさの正当防衛だったので、戦争は仕方がなかった」という理屈は成り立ちません。 続きを読む:戦争やめますか?それとも人間やめますか?(3)【正当防衛?】 前回を読む:戦争やめますか?それとも人間やめますか?(1)【暴力はダメ】 同じテーマを読む:暴力/平和 Comments are closed.
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