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今は最悪だと思っていても、それはいつか過ぎ去って行きます。
第二次世界大戦時の日本を描いた映画「少年H」で、少年の父親は「戦争はいつか終わる、その時に恥ずかしい人間になっていてはいけない」のようなことを言います。戦争は、終わってみれば何も良いことはなかったと、大多数の人が気付くでしょう。しかし、それまでの間、戦争に賛同していたのか、反対していたのか、それとも多くの人のように流されるがまま、何もしていなかったのか。 はっきりと自分の頭で意識してみると、このチョイス(選択)は一人ひとりの個人が、しっかりと持っていることに気付きます。「周りがみんな流されているので、自分も流されるしかないか。」これも、その人のチョイスであることを、忘れてはいけません。 そして、そのチョイスが、いずれ終わった時に、その人の人間性として問われるのです。 今の時代にも、これに通じるところがあると思います。 イスラム教やメキシコ人に対する差別的言動、白人至上主義を許容する閣僚人事、地球温暖化の科学的根拠の否定など、トランプ政権が誕生してからというもの、時代錯誤のようなニュースが次々と入ってきます。 このような時だからこそ、今どうするかが、一人ひとりの個人に問われています。 権力者に批判的になると仕返しが怖いし、周囲の目も気になるので、賛同しておくのか。あるいは同じ理由でおとなしく、何もしないのか。 それとも、良くないことは良くないと、それが権力者に対してであっても、周囲の目が気になろうと、当たり前のことを当たり前のように言える、勇気と信念を持つのか。 こうした、一人ひとりのチョイスが世論を作り上げ、積み重ねていけば、世界を形成してゆくのです。 ほんの小さなことでも良いと思います。今となりに座っている人に、自分の意見をはっきり伝える。一人ひとりがもう一人に伝えるだけでも、倍の人にその意見が伝わります。 あなたは今どうしますか。 最悪の状況にいる時は、果てしなく続く暗いトンネルの中に、一生いるのではないかと思うこともあるでしょう。けれども、それはいつかはきっと過ぎ去るのです。 過ぎ去った後の自分自身を、今この時に問われているのではないでしょうか。 同じテーマを読む:倫理観 Comments are closed.
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