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【心の隙間】
今からおよそ8年前の第一次トランプ政権発足時に、このブログで書いた言葉です: 「最悪の状況にいる時は、果てしなく続く暗いトンネルの中に、一生いるのではないかと思うこともあるでしょう。けれども、それはいつかはきっと過ぎ去るのです。」[詳しくは#2] 暴力・差別・嘘・ヘイト・エゴイズム・ナショナリズム・特権意識など、アメリカの醜い部分を凝縮したようなトランプイズム。 移民・難民の家族を引き裂いたり、恐怖に怯えて泣きじゃくる幼い子どもたちを檻に閉じ込めたり。社会のなかで著しく不利な状況にある人たち・恵まれない境遇にある人たちを苦しめる、果てしなく続くかのような暗いトンネル。 それら数々の残酷な政策・言動の成れの果てが2020年でした。 その年のアメリカ大統領選において、バイデンがトランプに700万票超の差をつけて制し、「ようやく最悪の状況から解放される」と、米国市民のみならず、世界中の多くのリベラルな人たちが安堵しました。[詳しくは#67] 選挙に敗れたトランプは、今度は支持者たちに米国議会襲撃を焚きつけました。その後も、まともに証拠提出すらできないうえに、全ての裁判で退けられても、なお「不正があった、負けてない」と嘘を吐き続ける始末。 それら愚かなまでに幼稚な言動を前に、当初トランプに投票した少なからぬ人たちから、「彼がこんなに醜いとは知らなかった・思ってもみなかった」と、自らの投票を弁明する声が漏れ聞こえたものです。 けれども、それからわずか4年。 またもや「最悪の状況」に逆戻りしてしまい、残念でなりません。 トランプ投票者たちは、第一次政権時には「知らなかった・思ってもみなかった」で弁明できたかも知れませんが、今回はさすがにそれは通用しません。 それもその筈。性的暴行訴訟において有罪判決が確定したレイプ犯、ドナルド・トランプが病的に卑劣な人間なのは、もはや周知の事実だからです。それでも「知らなかった・思ってもみなかった」のならば、自身の無知を反省すべきでしょう。 トランプが卑劣であることを知りながらも、今回、それでも彼に投票した人たちの多くは、「何よりも自己利益の優先」を選んでしまったと言えるでしょう。 マイノリティ・LGBTQ・移民・難民など、マジョリティ・アイデンティティの外側で生きる人たちがどれほど苦しめられようとも、迫害されようとも、自分の生活の快適や優越感を選んでしまう弱い心。 このような心の隙間に「自己中心的ポピュリズム」は入り込み、やがてトランプイズムのようにファシズムへと変形していきます。「しょせん、人間なんてみんな利己的なんだから、自己利益を優先しないと損するだけだよ」と、シニカルに煽るかのように。 そして、もう既に始まっている新たな迫害や脅し。さらには、これから繰り広げられるであろう残酷な政策の数々。 それらの被害を、結局はトランプ投票者たちは身をもって体験しなければ、その卑劣さが解らないのでしょうか。 続きを読む:卑劣なトランプイズム(2)【身をもって体験】 全シリーズ:卑劣なトランプイズム(1)~(3) [1] [2] [3] 同じテーマを読む:倫理観 Comments are closed.
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