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【差別を教えるようなもの?】
寝た子を起こさない。 小さな赤ちゃんと一緒に暮らす人なら、この言葉を、身に染みて感じたことがあるのではないでしょうか。 数時間寝ては目が覚めて、遊んだり泣いたり、そしてまた寝る。そう、赤ちゃんは、とても忙しいのです。 そこで厳しくなるのが、親・兄弟など一緒に暮らす人たちの、生活リズムを保つこと。大人から子どもまで、仕事・勉強・他者との関わりなどにおいて。時間を守ることが必要な世の中なので、より一層大変でしょう。 けれども、赤ちゃんからしてみたら、それどころではありません。一生懸命に生きて育つことが、お仕事だから。何とも仕方がないので、周りの人たちは、つい寝不足になりがち。 ということもあり「やっと寝ついてくれた子を、わざわざ起こさないで」という切実な想いを込めて、この言葉は使われるのです。 ところが、この「寝た子を起こさない」。時折やや違った場面で、聞くことがありませんか。 例えば「せっかく治まっているものを、余計なことをして、問題を蒸し返さない方が無難だ」と、そのような意味合いにおいて用いられるとき。小さなことから、大きなことまで。様々な場面において、このように使われることがあります。 そして、いつの時代にも、世界中にある「差別」というとても大きな問題についても。時折、「寝た子を起こさない」と言っては「語らない方が良い」、「触れない方が無難だ」と、ややもすれば目を背けようとする。 特に、「なぜ差別がいけないのか」をテーマにした本や動画などを、子どもたちと見ながら話し合うことまで、避けようとする。 その理由を聞いてみると「何も知らない子どもたちに、差別の心を持たない純粋な子どもに、かえって差別を教えるようなものだから」と。 また、「戦争」というとても大きな問題についても、同じように「寝た子を起こさない」と言っては、ややもすれば目を背けようとする。 次回は、これらについての考察を深めたいと思います。 続きを読む:寝た子を起こす(2)【結果オーライはモロい】 全シリーズ:寝た子を起こす(1)~(5) [1] [2] [3] [4] [5] 同じテーマを読む:差別 Comments are closed.
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