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102: 自宅を支援の現場にする(3)

12/10/2023

 
【うちで住みますか?】
困っている人たちを、少しでも応援したい。
 
普段はそう考えていても、いざ自分たちのまちにホームレス・難民の人たちなど、困窮する見知らぬ他者がやってくるとなると、どうしても「治安の悪化」が、ふと頭をよぎる。そのような心境から、多くの人たちが「自分たちのまち・近隣以外ならば賛成」と言う。
 
ましてや、自分が最もやすらげる自宅へ迎え入れるなど、もってのほかとなってしまう。
 
けれども、本当にそれで良いのでしょうか。
 
世界には、水道・トイレ・冷蔵庫など、基本的な住環境が整っていない人たちが大勢います。満足に食べるものも、清潔に身に着ける服も、困窮する人たちには足りていません。
 
虐待・暴力・貧困によって、やすらげる場所がどこにもない人たちが、余りにもたくさんいます。生まれながらにして、困難な境遇にある人たちが大勢いるという、この現実。
 
そして、その人たちは「世界のどこか」だけではなく、もっと身近にもいるのです。
 
その状況を少しでも改善するために、私たちは何ができるのか。
 
例えば、低所得者向け住宅の建設地として「自分たちのまち」へ迎え入れること。
 
けれども、外国籍であるがために入国すら許されない難民の人たちや、大人によるケアが必要な子どもたちなど。最も困窮している人たちは、迎え入れてくれる家庭がなければ、どうすることもできない場合があります。
 
今この瞬間にも困窮している人たちが、たくさんいることに向き合ったならば、「どこかよそでやって」ではなく、「うちで住みますか」と声を掛けられる大人でありたい。
 
その人たちを自宅へ迎え入れる準備があるのか、どうか。それは、自分と共に住む家族一人ひとりと話し合い、自分たちで決められる。
 
自宅を支援の現場にすること。
 
それは、見知らぬ他者であっても、様ざまな事情を抱え必要としている人たちを、自分にとって最もやすらげる空間へ迎え入れてでも、応援したい想いを表す活動。
 
「自分たちだけ良ければ」に囚われず、家族への優しさを、困窮している他者へも、できるだけ向けたい気持ちを込めた行動。
 
そうであるからこそ、自宅を支援の現場にすることは、とても大切なのです。


前回を読む:自宅を支援の現場にする(2)【よそでやって】

全シリーズ:自宅を支援の現場にする(1)~(3)
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同じテーマを読む:現場ルポ

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    JOE KIM
    Retired from business at age 34. Now, an active supporter of inclusive initiatives globally.
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    34歳でビジネスから引退。現在は、インクルーシブな支援活動家。
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